朝夕少し涼しくなりちょっぴり過ごしやすくなってきましたね。
でもまだまだ日中は蒸し暑くエアコンなしではつらい毎日。
なのに先日レッスン室のエアコンが壊れ
1週間クーラーなしの部屋で滝のように汗をかきながら練習していました。
発表会後レッスンをお休みにしていた人が多かったのが不幸中の幸いでした。
(それでも何人かはレッスンに来たので暑い思いをさせてしまいましたが)
ようやく新しいエアコンを設置でき、練習環境も快適になってほっと一息。
それにしてもあんなに汗をかいたのに1㎜も痩せず、予定しているドレスを着られるのか不安が募っている宮本聖子です。
ところで間際すぎる告知ですが明日9/23の14時から
大阪和泉市にある久保惣記念美術館のホールでのコンサートに出演します。
久保惣記念美術館は私の住む吹田市からは結構遠いのですが
数多くの素晴らしいコレクションと
美しい庭園のあるとても素敵な美術館です。
美術館のHPはこちら↓
そしてそこに併設された音楽ホールでは
毎週末のようにミュージアムコンサートが開催されています。
私は昨年初めて弾かせていただき
明日は1年ぶり2度目の出演となります。
コンサートの詳細はこちら↓
光の加減がちょっと神秘的な感じのするホールです。
10/14のリサイタルのプログラムとほぼ同じなのですが
とても興味深い展覧会も開催されていますのでご興味ある方はぜひ。
現在開催中の展覧会はこちら↓
こちらの美術館では日本、中国を主とした東洋古美術に関わる展覧会が多く
今回も俵屋宗達の作品をたくさん見られるようです。
私もコンサート後にこの展覧会を見ることをとても楽しみにしています。
私はクラシック音楽、つまりは西洋音楽を専門にしてきて
若いころはヨーロッパの文化にずっと目が向いていたのですが
年を重ねるにつれて和や東洋の芸術に興味が傾いてきました。
で、私の現在の趣味は書道と仏像鑑賞。
暇があれば奈良や京都に行ってお寺巡りしたり
書や日本画の展覧会を見に行ったりしています。
書道教室にも通っていて
自分のリサイタルの時には
テーマに沿った書の作品も制作して展示してます。
(40過ぎてから習い始めたのでちっともうまくはないのですが、
恥ずかしげもなく毎回飾っております。
10/14のリサイタルでもご披露しますのでそちらもお楽しみに。)
和の文化に興味を持つようになってから
芸術の本質は、和と洋、分野を問わず共通していると感じています。
たとえば書道教室で先生から指導を受けたときに
「あ、それピアノの演奏でも一緒だ」と思うことがたくさんあります。
「筆先に意識と力を集中させて、ほかの部分は楽にして」
とか
「線の太い細いのメリハリを」
とか。
筆先→指先、線→響きと読み替えるとまんまピアノのレッスン。
「守破離」という言葉があります。
芸は師匠の型を「守」るところから修行が始まり
研究と努力を重ねてその型を「破」り
最終的にはそれを「離」れて自分の型を作るべし
という意味の時代、洋の東西を問わない芸道の精神を表す言葉です。
ピアノ演奏でもそうですし
作曲家たちもそれぞれの芸術をこの精神で確立してきたと言えます。
私のピアノ演奏は…「破」辺りかなあ…
クラシック音楽と和の文化の精神を融合させた演奏ができたらいいなあと
なんとなく思っているので
それが具体的に形にできた時に私は「離」の境地に入れるのかもしれません。
まだまだ修行です。精進します。
とりあえずは明日、素敵なホールでの演奏を楽しんできます。
来られる人は是非いらしてくださいね!お待ちしております。
10/14のリサイタルもチケット絶賛発売中!
お申込みはこちらより。
暑さ寒さも彼岸まで、季節の変わり目になってきそうです。
皆様どうぞご自愛ください。
ではまた来週に。
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2023.10.10 / Top↑
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